ふみだすは障がいがある方の日中活動を提供する事業所です。
利用する方々の障がいがどんなに重くても、また高齢であっても、その思いや願いを叶えるため、支援を行っています。
ふみだす
種 別 | 障害福祉サービス事業(多機能型) | |
生活介護事業・就労継続支援事業B型 | ||
定 員 | 生活介護事業40名・就労継続支援事業B型20名 | |
開所時間 | 生活介護事業 | 9:15〜15:30 |
就労継続支援事業B型 | 8:00〜16:00 | |
住 所 | 〒052−0012 伊達市松ヶ枝町59番地4 | |
電話番号 | 0142−25−0022 | |
F A X | 0142−25−0066 |
自己実現の場
ふみだすは利用者ひとりひとりのやりたいことを叶えていきます。
みんなみんな、夢ややりたいことがたくさんあります。
1人で頑張れなかったり、体験できないことがあっても、困ったり諦めたりしないで、やりたいことを叶えていきます。
自分の事は自分で決めて良いのです。誰かの意見ではなく、周りの都合に合わせるのではなく、いろんな夢や希望を描き、1つ1つ自己実現に向けて進みます。
働く喜びの場
ふみだすではどんなに障がいの重たい方でも社会の一員として働くことを大切にしています。
汗水流して1日いっぱい頑張って働く・・・
できることを頑張って働く・・・
できないことは手伝ってもらって働く・・・
ひとりひとりのできることは違うけど、一生懸命、精一杯、働く事が大事なのです。一生懸命働いたら、働く事への喜びがいっぱいになります。
そして、社会の一員としての自覚が生まれ自信がわいてくるのです。
誇りを獲得する場
ひとりひとりが大切な役割を持ち、誰かのために生きています。
生きることとは役割を果たすこと・・・
大きな役割、小さな役割、たくさんの人の為の役割、たった1人の為の役割・・・
自分の存在が、自分だけのものではなく、周りの人たちにいろんな影響を与えたり、与えてもらったり、役割を持ってそれを果たすことができて、そして誰かのために役に立てることこそ、生きている事を嬉しく思う瞬間なのです。
生活介護事業
てくてく班
てくてく班の利用者さんたち
てくてく班は、重度重複障がいや発達障がいのある方々が仲間と働いたり活動したりする場です。
天気の良い日は、グループホーム「野ぶどう」から約1.5キロの道のりをヘルパーさんと一緒に季節の香りや音を感じながら通います。
障がいが重たくても、障がいの無い人たちがあたりまえに過ごす日常と同じように、働いたり、活動を行っています。
てくてく班の「働く」
てくてく班では利用者さん全員がそれぞれの仕事をします。
得意な仕事があったり、苦手な仕事もあります。1人で仕事をするのが難しい時は、職員やボランティアさんに手伝ってもらうこともあります。長い時間仕事をするのが難しい人もいます。ひとつの事だけに集中する人もいます。でも、自分のできることを担当し、みんなでひとつの製品を作ったり販売をしたりして、ちゃんと工賃をもらいます。
もっともっと働きたい
利用者さんの中にはもっともっと働きたいと思っている人がいます。そのチャンスを作るのは職員の仕事です。就労継続支援事業B型のコスモス班へビスケット作業の修行に行っている人もいます。白衣を着て、マスクをして、手袋をはいて、コスモス班の利用者さんと同じ身支度を整え、近い将来コスモス班の一員として活躍できる日を目指しています。
てくてく班の「楽しむ」
夏には船釣り、秋にはニセコ連峰の紅葉を眺めながらの散策、冬にはスキー場で車いすで滑れる特製のそりに乗ってゲレンデを滑ります。小さい頃から身体が弱かったり、障がいが重たいことでなかなか体験できなかった事を今体験中です。おやつ作りに、プールに、喫茶店でお茶したり、JRでお出かけしたり・・・これからもたくさん楽しむ活動は続きます。
てくてく班の健康管理・機能維持
利用者さんの中には胃瘻を造設していたり、気管切開や痰の吸引などの医的ケアが必要な方がいます。このような方々が安心して活動できるよう、ふみだすには看護師が常勤しています。
また、月に6回理学療法士が来所し、機能訓練や、職員への指導を実施し、健康や身体機能の維持に努めています。
ほっこり班
ほっこり班の利用者さんたち
ほっこり班には、主に60歳以上の方々が通っています。日中の活動内容も、高齢者の方々に合わせたものとなっており、趣味や生きがい活動を中心としながら、健康維持や、病気の管理にも気を配っています。
年齢を重ねても、いつまでも元気で、生きがいを持って活動することを大切に、ひとりひとりが役割を持ち、人の役に立ったり、感謝されたり、必要とされていると実感できる活動を目指しています。
ほっこりの元気のみなもと
ふみだすの中で最も高齢者が多いほっこり班では、持病を抱えていたり、身体的にも若い頃のように元気に動くことが難しくなってきた人が増えています。
若い利用者さんと一緒に活動していた頃は、社会的にも日中活動でも少しずつ出番や役割を若い仲間に譲り、ご隠居さんのような状況で少し寂しく感じていました。しかし、ほっこり班ではみんな何かのお仕事や役割を持って活動しています。若い時より早くはできなくても、失敗することがあっても、誰かに認められたり、褒められたりすると、「私がいなくっちゃ!」という気持ちになってきます。そのことこそが元気のみなもとになっているのです。
やりたかったこと・やり残したことを今体験しています
ほっこり班の利用者さんは、若い頃は企業就労、授産作業に明け暮れ、働く事に力を注いできた世代の方々です。振り返ってみると「あんなことをしてみたかった」「いつかやりたいと思っていた」事がいっぱいあることがわかりました。ゆとりのある時間がもてる年代を迎えた利用者さんに、のんびりしながら、楽しみ、やりたかったことを体験していただくことを活動の中に取り入れています。
看護師が健康をしっかり見守ります
ほっこり班の利用者さんは、年齢とともに持病の進行や身体的な機能の衰えが顕著になってきています。班の利用者さんの健康管理や老化抑制をはじめとし、病気の早期の発見、生活支援機関や家族との連携も看護師がしっかり行います。
わくわく班
わくわく班の利用者さんたち
わくわく班では幅広い世代の知的障がい、発達障がいの方々が作業活動や余暇活動を行っています。
世代も障がいも様々な人たちが利用していることから、班の中の活動を更に細分化し、年代別、興味別、得意なこと毎に分かれて取り組んでいます。
利用者の皆さんは「ふみだすには仕事に来ている」という誇りを持ち、活動しています。
社会の一員としてはたらく
菓子箱の組み立て作業、ふみだす館内の清掃作業、割り箸の袋詰め、春から秋にかけての畑作業、夏には企業からの委託を受けてスイートコーンの皮むき作業も行います。いろんな作業種の中で得意な仕事を担当します。
働くことで、社会と繋がることができます。そこから得られる充実感は、障がいがあってもなくても誰しも変わらないのです。
楽しむ活動も盛りだくさん
わくわく班では余暇活動も盛りだくさんです。
週1回ずつの音楽活動とストレッチ体操は講師の先生をお招きして毎回楽しく行っています。
月1回のバスレクレーション、ひとりひとりの希望を叶えるリクエスト外出、プールやウォーキング、ダンスなどの活動も行います。また、クラブ活動も少しずつ増え、小グループ単位での取り組みも活発になってきました。若者が身体を動かす活動をする「きらきらクラブ」、高齢の方々がのんびりゆったり若者から離れて活動をする「ゆったりクラブ」わくわく班の芸術家が才能を発揮する「創作クラブ」など、ニーズや希望に応じ、楽しむ活動が充実しています。
就労継続支援事業B型
コスモス班
コスモスの利用者さんたち
コスモス班は、パンの製造とビスケットの製造を行う2つのグループに分かれ、日々作業をしています。所属している利用者さんは10代から60代の方々で、障がいの状況も様々です。それぞれが得意な作業を担当しています。上手になったら新しい作業もチャレンジします。
高齢により、若い時のように仕事がスムーズにできなくなることがあっても、本人の「働きたい」という気持ちや思いを大切に、長く働けるよう作業を考え、環境を整えています。
パングループ
勤務時間 8:00〜16:00
作業内容 パン製造全般(計量、分割、成形、焼製、販売など)
(コスモスのドックパンは保健所が実施する
北海道HACCPの審査で6段階中6の評価をいただきました)
その他 年に数回レクレーションがあります。
ビスケットグループ
勤務時間 8:30〜16:00
作業内容 ・災害備蓄用ビスケット製造(委託作業)
・スウィーツ製造
・餅製品製造
・クッキー製造
(クッキーは洞爺湖のホテルで販売されたり、
宿泊部屋の茶菓子としてお使いいただいてます。)
その他 年に数回レクレーションがあります。